2016/03/22(火)PS4「Life Is Strange(ライフ イズ ストレンジ)」レビュー

Life Is Strange™_20160313184435.jpg
Life Is Strange™_20160313184623.jpg

時間を巻き戻す能力を手に入れた主人公「マックス」が親友の「クロエ」と一緒に行方不明の女の子を探すADV。人探しと並行してマックスが幻視した町を襲う巨大な竜巻を回避するために行動する。

Rockstar Gamesの「BULLY」のようなアメリカンスクールのクラス内ヒエラルキー(金持ちで社交性がある人間が一番偉く、次が脳筋スポーツマン、オタクとぼっちが最下層)がある学園パートとPS「ミザーナフォールズ」やPS3/XBOX360「レッドシーズプロファイル」のような片田舎の町で起こる事件の要素に映画「バタフライエフェクト」(映画やドラマ要素はこれ以外も色々混ざってる)を入れて百合要素までブチ込んだゲーム。
Life Is Strange™_20160322193227.jpg
Life Is Strange™_20160322192947.jpg

ゲーム中に時間を巻き戻すことで1度話を聞いて知っていることで新たな第三の選択支が現れたり、移動をしてから巻き戻して危険を回避したり、別の選択支を選び直したりなど結構頻繁に巻き戻しの能力を使うことになる。巻き戻しの能力は万能ではなくある程度の制限があるし、登場人物の人間関係が大きく変わってしまうような二択の選択は「正解」が提示されていないものもあるし、選択によっては人物の生死が変わってしまうこともある。

元々Steam版で章ごとにバラ売りしたこともあったので各章の終盤の話の引きが強烈で「そろそろ飽きてきたな」とダレてきた頃に猛烈に興味を引くような急展開になって次の章に移るようになっている。ただバラ売りの弊害もあって多数の選択支があり「あなたの選択が過去・現在・未来を変える」と言っておきながら最終的には2つの結末に収束する+後半は頻繁に巻き戻しがあるうえに後の状況が大幅に変化しているので「ひょっとして途中の展開ってほぼ無意味なんじゃ?」とユーザーが思ってしまうのが欠点か。

ストーリーが気になったユーザーは「インタラクティブムービー」に近い感じでこのゲームを見ているのに途中で「空き瓶を5本集めろ」とか「証拠を組み合わせてパズルしろ」とか「スニーキングミッションのようにかわしながら進め」などの『やっぱゲーム的要素は必要でしょ?』みたいに入れられた要素が「時間稼ぎの足止め」みたいに感じられてしまうのも上手くかみ合ってない感じがしてた。

雰囲気やストーリーはかなり好みだったのでラストまでPlayできたがいい部分も悪い部分もある。でも私はこのゲームはかなり気に入りました。本筋以外にも所々に貼ってあるチラシや落書きや本筋に関係ない人物の会話など「こんな後半になってまだ猫の写真が入った端末さがしてるのかよ!」とか「猿、猿、猿、猿の惑星見に行こうぜ!」とか色々あって楽しかったです。あと日本語吹き替えの演技がとても良くて暴力的なシーンのキレたときの声のトーンが変わる演技やサイコな人の喋りなどはかなり良かったです。音楽も気に入ったんだが海外版の「Life Is Strange Limited Edition」を買わないとCDが付いてこないんだよね。

百合要素はマックスとクロエのキスシーンがあったり、手を繋いで線路を歩いたり、一緒に寝たりなど。エンディングの選択もだがあまり書くとネタバレになりすぎるので… マックスはおそらくクロエが好きなんだろうが(ボーイフレンド役の男キャラの扱い悪すぎて酷い。作品中でトップクラスにいいやつなのに。)クロエの方はなんか違うんじゃないの?と感じてしまうかな? 元々百合要素目当てで始めたのだが充分に楽しめたよ。

2016/03/17(木)北米PS4版「MORTAL KOMBAT XL」レビュー

Mortal Kombat XL_20160317141349.jpg

北米PS4版「MORTAL KOMBAT XL」購入。発売済みの「MORTAL KOMBAT X」にDLCの「Kombat Pack1」と「Kombat Pack2」を導入したものが「XL」だと思って下さい。XLのパッケージ版はDLCのコードを入力しなくても最初のアップデートが終了した時点でXLになり「Kombat Pack2」の追加キャラの「エイリアン」「レザーフェイス」「ボ・ライチョウ」「トライボーグ」が使える状態になります。

アップデートの途中にゲームをすると「追加キャラがロックされていて選べない」状態になりますが、ちょっと待ってからやれば全部使える状態になります。(解除する条件があるのかと思って調べて時間を無駄にした)付属品に「COSPLAY PACK」のコードが付いてますが、このコードは北米アカウントでサインインしてコードを入力しないとDLできません。

新キャラのDLCが入っているだけで基本は「MORTAL KOMBAT X」なのでほぼXのレビューになるんだが、かなりボリュームがあるゲームでストーリーモードもきちんと作ってあって「ストV」みたいな紙芝居じゃなくてムービーがギッチリ入っていてムービーの間にスムーズにバトルが入るし、コスチューム関連のアンロック要素も膨大でモバイル版「MORTAL KOMBAT X」との連動やオンラインで3人でチームを組んで戦えなど「もう全解除するの無理!」と思うぐらいあるし、Practiceモードもコンボだけでなく「FATALITY」を練習するモードまであってものすごく丁寧に作ってある。

まあ発売済みのゲームにDLCが2個入ってるんだからギチギチに詰まっててボリュームがあるように感じるは当然か。遊びごたえがあるのはいいけど、軽く遊ぶんじゃなくてある程度本気で遊ぶのを想定されている感じなのでCPUがだんだん強くなってストーリーモードをやるとイラついたりすることもあるよー。真面目に全部やろうとすると疲れるので空いた時間に少しづつやります。

今までは北米版を買ったのはいいけど肝心の「FATALITY」のコマンドが解らない!調べないと!って状態になってたのだが今回はPracticeモードで1個は解るのでいきなり使うことができます。

かなりグロい画像が含まれているのでたたみます。

追加キャラ「FATALITY」画像

続きを読む

2016/02/16(火)PS4のHDDをSSDに換装。

恋姫演武」と「重装騎兵レイノス」がやりたくなって最近PS4(HDD1TB)を買ったのだが、ロード時間が長く感じる時があるので本体を買ってあまり時間が経ってないしHDDを使っているゲームも少ないのでHDDを入れ替えてSSDにしてロード時間を短縮してみることにした。

PS4のHDDを1TB SSDに換装してみた、ロード時間が半分以下になる例も
換装の手順やSSD化の効果などは既に色々なサイトで出ているが「FF14」のようなオンラインゲームなら効果は絶大で大幅に早くなり、通常のゲームだと2~3秒程度の短縮になるようだ。

あとPS3やPCとクロスマッチングで対戦するゲームだと同期を取るために遅い方に合わせることになるから自分だけが早くても意味がないような気もしてきたがもうやるって決めちゃったから止まらない。こんなことならHDD500GBの本体を買うんだったな…

HDD換装の手順。

image04.JPG

HDDをケースから外す時に+の精密ドライバーが必要。SSDは「Crucial M500」ではなく3万5千円ぐらいでコストパフォーマンスがいいSANDISKの「SanDisk SSD UltraII 960GB」(SDSSDHII-960G-J25)を使用。速度は転送速度の関係である程度で頭打ちになるようのでこれ以上速い製品を買ったとしても大して速くならないらしい。

1、本体の電源を完全に切る。本体の側面のケースをずらして開けてHDDが見えるようにして精密ドライバーでネジを外してSSDに換装。
2、PlayStation®4システムソフトウェア アップデートからパソコン経由でのアップデートで「システムソフトウェアを再インストールする」を選んでファイルをDLしてUSBメモリなどに保存する。このとき「PS4」というフォルダを作り「PS4」フォルダの中に「UPDATE」フォルダを作る。DLしたファイルは「UPDATE」フォルダに入れておく。
3、USBメモリをPS4に差して電源ボタンを7秒間押しっぱなしにして「セーフモード」でPS4を起動。再インストールをした後は初回起動時と同じように設定をして終了

ロード時間の比較。

image05.jpg

「恋姫演武」でキャラクターセレクトの後の2人のキャラが表示されているVS画面のロードが体感で1秒程度少しだけ速くなった。音楽が完全に終わる前にフライングぎみに始まる感じ。他はメニュー画面でモードを選んだ時の反応が速くなりキビキビと動くようになった。あと換装後の恋姫の初回起動時は以前にHDDにあったリプレイデーターをSSDから探そうとするので「リプレイデーターを探しています」の状態で結構待たされるよ。

このゲームの場合劇的には速くなってはない。反応が速くなって体感するストレスはかなり減ってはいるが。効果はあるけど「ほんの少しの速度のために本体と同じ金額を出してやる必要があるのか?」と考えるとHDDのままでも別にいいという結論になってしまう。速さと性能を追い求める人以外は換装する必要はないですね。自分は数秒でも積み重ねると差が結構デカいと思っているので買ったことを後悔はしてないけどね。

雑記

物を買う時に自分の感覚と近いWebサイトやBlogを見て買うかどうかを決める場合「○○さんが褒めているなら多分大丈夫かな?」と人のレビューや感想を見て買う場合があります。良いか悪いかハッキリ解るものならこの選び方でも大体正しいことが多いので問題はないのですが、問題は個人の感覚で結果が変わってしまう「反応速度」「音質」などの曖昧なもの。

「私の使った限りでは遅延は感じません」と書いたレビューを見て買った物を閲覧者が買って「遅延してるじゃねーか!かー!これだからブロガーってのは適当なことばかりしか言わねぇ!結局買ったものを捨てて自作して工作してハンダ付けしたわー!」と言われた場合。次に似たようなものをレビューした時に「私の感覚では遅延は感じません」と次も言い切るのか「変換器の仕様上遅延は必ず起きるものなので人によっては遅延を感じたりすることもあるかもしれませんが普通に使用することはできます」と物凄く曖昧な表現をして逃げるのかどっちの方法を取るのか。

今回Blogを復活してこうするぞ!と自分で決めてる方針は「自分の感覚や判断を信じる」ようにすること。「他人が褒めてるから自分も褒める」「今はネットで○○を叩く流れになってるからついでに流れに乗っておく」といったことは今回は無い。ニュースサイトの時と違ってアクセス数を大きく伸ばす必要もないので需要があろうがなかろうが気にもしない。見たい人だけ見てください不快に感じたら無理に見なくても結構ですからぐらいの割り切った気持でやります。更新が止まってた理由の1つにこういう気持ちのブレや間違った情報を出した時でもメチャメチャ速いスピードで広がるのに不安があったからってのもあるのでね。


次回予定。
・ハクキンカイロ使用感(比較的更新簡単)
・私がDQ10を始めたきっかけ(この内容なのにこいつPSUの話しかしてねー!)
・サイレント隼のレバーを三和レバーに交換(めんどくさい。使ってない「CronusMAX」があるのでついでに使うかも)
の予定です。