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2020年05月03日の記事

2020/05/03(日)「THEC64Maxi」(THEC64)レビュー

公式サイトでの正式な商品名は「THEC64」だがAmazonなど各種通販サイトなどでの実売時の商品名は「THEC64maxi」「The C64 Maxi」「The C64 FullSize」など表記がバラバラ。商品の箱や公式サイトには「Maxi」の文字が一切書いてないのにバーコードのシールには「The C64 Maxi」って書いてあるのよ!というわけでとりあえずMiniとの混同を避けるために今回の記事では「THEC64Maxi」で本体名の表記を統一します。英国系のゲームBlogも「Maxi」だしもうこれで通すよ。(自サイトのMiniの時のレビューはAmazon表記で書いたので半角スペース有りの「The C64 Mini」のままです)
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「THEC64Maxi」以前発売した「The C64 Mini」のパワーアップ版。箱のサイズが「The C64 Mini」の1.5倍ぐらい横にデカいです。

[C64Miniからパワーアップした内容]
・本物のキーボードが付いた。本体の大きさと重量もUP。
・C64の前に出たパソコン「VIC20」のBASICとゲームが追加。
・PAL (50Hz) とNTSC (60Hz) が選択可能に。
・USBポートが側面3と背面1に増加。
・USBメモリからマルチディスク読み込み可能に。

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画像1:起動時のロゴ。画像2:PAL (50Hz) NTSC (60Hz) 選択。画像3:ブートモード選択。画像4:VIC20 BASIC

「THEC64」公式サイト
アップデートファイルやマニュアルなど。
The C64 Miniレビュー
以前発売した「The C64 Mini」の詳細なレビュー。共通の項目があるのでとりあえず見ておこう。

システムアップデート

1、公式サイトからアップグレード用の.binファイル「theC64-1_3_2.bin」をDLします。
2、USBメモリをFAT32でフォーマットします。「I-O DATA ハードディスクフォーマッタ」でFAT32でフォーマットしましょう。(NTFSはダメよ)
3、FAT32でフォーマットしたUSBメモリにDLした.binファイルをコピーして「THEC64Maxi」本体のUSBポートにUSBメモリを差す。
4、「THEC64Maxi」の電源を入れてメニュー画面のスパナのアイコンを選んでSystemメニューを選びSystem Informationの項目を選択してアップグレード。
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USBメモリからディスクイメージを起動

FAT32でフォーマットしたUSBメモリにCommodore64のディスクイメージをコピー。USBメモリのアイコンを選択するとエクスプローラーのような感じでメモリ内のファイルを選択することができる。Basicでキーを入力しなくてもコントローラーだけでソフトが起動できるようになったので便利に。
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新規収録ソフト

Atatack of the Mutant Camels
Bear Bovver
Destoyer(北米Mini)
Galencia(Firmware 1.2.0+)Mini共通ファームアップで追加。
Gateway to Apshai(北米Mini)
Gridrunner - VIC 20
Hover Bovver
Planet of Death
Psychedeliar - VIC 20
Silicon Warrior(北米Mini)
Street Sports Basketball(北米Mini)
Sword of Fargoal(北米Mini)
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「The C64 Mini(Europe版)」との比較だが「北米版 Mini」収録ソフトが入れ替えで入っているものを除くと完全新規のソフトは6本しかない。北米版持ってないので「おおっ!増えてる!」と一瞬思ったが調べたら既出でガッカリ。新規追加ソフトと既出の中に「Tempest 2000」の製作者「Jeff Minter」の旧作品「Attack of the Mutant Camels」「Gridrunner」「lridis Alpha」(Miniで既出)「Hover Bovver」「Psychedelia」が入っている。知らずに勢いで買ったので色々入っててラッキー! 以下新規収録ソフトの動画。「Planet of Death」はテキストアドベンチャー(絵無しで全部英語で単語入力するヤツ)なので除外します。

「Attack of the Mutant Camels」

「Bear Bovver」

「Gridrunner」

「Hover Bovver」

「Psychedelia」

TheC64 Maxi Game Tool

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「TheC64 Maxi Game Tool」PCを使って本体のランチャーのゲームを自分の好きなように書き換えたりすることができる。起動時のオプションをTXTファイルで書いたりなど個別に設定が必要なこともあるし、最悪の場合は間違えてファイルを消してまうこともあるので普通の人は無理に使わずにUSBメモリから好きなソフトを起動するようにしよう。リスクを承知で自分だけのカスタマイズがしたい人用。

総評

「The C64 Mini」北米版を持っている場合はソフトのダブリが多く本来入っているソフトを削って「VIC 20」のゲームを入れているのでお得感が薄い。キーボードが付いていて本物に近づいたとはいえベースは「Mini」なのでUSBメモリ経由で重たいソフトを動かすと処理速度の関係でPCのEmulatorに劣ることに気付いてしまう。全体的に改良されて良くなっているので「Mini」を持ってなかったらもっと満足できたと思う。ダブリ買いすると「MiniにUSBキーボード差せばいいじゃん」という気持ちになってしまうからやっぱダメね。

無茶なことを言うがやはりキーボードが付いて外見が本物に近づいたのにカートリッジスロットや拡張端子が無いのがイカン!と思う。パワーアップしているけど物足りないと思ってしまうのだ。「今ならCommodore64の実機本体をeBayで買ってSCARTケーブルを買ってSD FLASH CARTを買えばもっとちゃんとした環境が作れるのか… そっちに金を使うべきだったか?」と思ってしまうんだよね。

おまけ

次回予告。次はアーケードスティック関連の内容。連休中にちまちま作業を進めておきたい。