2018/09/16(日)「UNIVERSAL FIGHTING BOARD」を使ってPC,XboxOne,PS4,Switch対応アーケードスティックを作る

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「UNIVERSAL FIGHTING BOARD」(以下UFBで省略)をパソコンSHOPアーク(ark)の通販で購入。これを使って使わなくなったXbox360用の「リアルアーケードPro. EX SE」をPC,Xbox One,Xbox 360,PS4,PS3,Wii U,Switch対応のアーケードスティックにして復活させるのだ!

*追記:10/02のアップデートで対応したので「NEOGEOminiでUFBを使う」を追記しました。

必要なもの

・アーケードスティック
・「UNIVERSAL FIGHTING BOARD」基板
・USBケーブル(タイプAオス-タイプBオス)長さが1.8m~5mぐらい。
*付属してないので絶対必要。タイプAオスは基板に接続。タイプBオスは普通のUSB2.0(もしくは3.0)の端子としてゲーム機に接続。
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・精密ドライバー(USB基板のケーブルのネジ止め)
・ステックの蓋を開ける通常のドライバーや六角レンチなど。
・ケーブル被覆剥き工具(ケーブルストリッパー)
ケーブルストリッパーを持っていない場合はハサミやカッターでちまちま被覆を剥くこともできますが、作業時間がかかるので素直に買ったほうがいいです。

*状況によって必要
・配線コード(細線 0.2sq)
・ファストン端子
・ハンダごて
・グルーガンとホットボンド(どうしても基板が固定できない場合のみ)
・新たにボタンを増設する場合は穴を開ける工具が必要な場合があります。(アケコンに穴を開ける方法(ボタン増設)

制作開始!

まずアーケードスティックに本来付いている基板を取り外します。今回はなるべくハンダ付けをしたくなかったので、取り外しの時にボタンの配線は再利用するために残して流用。レバーは三和の「【静音】【高反発】基板タイプジョイスティックレバー 平鉄板/シャフトカバー付」「5PINコネクター付ハーネス【JLF-H】」に交換しました。ハーネスがあると線の加工をしなくていいので楽です。(*付け替えずに元のレバーを流用する場合は5PINコネクターが使えないタイプのレバーが付いているのでファストン端子や配線コードなどが必要になります。)
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三和レバー5PINコネクター付ハーネス配線(緑:右、黄:左、橙:上、赤:下、黒:GND)のコードをUFB基板に差しネジを締めレバーの処理は終了。ボタンは元の配線を流用しました。1つのボタンから2つの配線が出ています。ボタンの2つのケーブルのうちの1つを基板の対応したボタンに、もう1つをGNDに繋ぎます。このケーブルの被覆をケーブルストリッパーで2~3mm(GNDを束ねる場合はやや長めに)剥いてUFB基板の対応したボタンの位置に差してネジ止めします。

UFBの場合GNDはボタン全部のGNDを束ねて1つにして接続することもできますが、基板にボタン対応のGNDが2つあるので上側のボタン数個のGNDを複数の線を束ねて1つにして1つ目のGNDの基板の端子に下側のボタンのGNDを束ねて2つ目の端子に接続して締めました。ケーブルの銅線の部分を長めにして4~5本ぐらいを絡めてぐるぐる巻いて複数の線を無理矢理1本の線にして基板に差し込みました。もっとスマートなやり方があると思うが面倒だったので強引に済ませました。どのボタンの配線か混乱しないように目印として白いビニールテープで配線にボタンとGNDの名前を書いたものを付けています。

*ボタンのGNDって何?
1つのボタンから2つのケーブルが出ています。1つを基板の「Aボタン」に繋いでもう1つを「GND」に繋いだ場合「Aボタン」を押した場合「Aボタンを押したよ~!」という信号が出てボタンの操作が反応します。ボタンを押してない時は「GND」から信号が出続けていて「ボタンは押されてないよ~!」という反応を返します。上がボタンで下がGNDというふうに配線パターンが決まっている訳ではないので正常に動くのならどっちを繋げてもかまわないのですが、今回は解りやすくするために上をボタンの配線、下をGNDで統一して配線しました。

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Xbox360のヘッドセット接続端子とXマークのキノコボタンを制御している小さい基板が入ってましたがボタンを流用するのが難しそうだったので外してホームセンターで売っていた小型のボタンを付けました。ファストン端子を用意してなかったのでここだけハンダ付けしてHomeボタンとGNDの配線をボタンに付けて伸ばしました。配線が全て終わったので一応これで完成です。

*追記(01/22追記)
Brook製【Fighting Board】シリーズに使用する専用の20pinボタン・ジョイスティック用のハーネスと4pinL3/R3ボタン用のハーネス
千石電子で売っているコレを使えば制作がさらに簡単になります。

基板のファームウェアの更新

公式サイトからファームウェアをDownloadします。PS4>Universal Fighting Board>PCの所にあるマークのアイコンをクリックしてDLします。DLしたファイルを解凍してソフトを起動してファームを更新しますがこのときに普通にUFBをPCにUSB接続しただけではダメでソフトを起動した後に「Homeボタンとセレクトボタンを押し続けたままPCのUSB端子にステックを接続」してステックを認識させて下さい。Homeボタンとセレクトボタン押しっぱなし接続でUFBがファーム更新モードになります。

色々なゲーム機で使ってみる。Switchのみ特殊な操作が必要。

PC,XboxOne,PS4は普通に接続しただけで問題なく認識しました。Switchで使う場合は以下の操作が必要になります。

UFBのAボタンを押したままSwitchのUSBに接続して、Aボタンを押したままでJOYコンでコントローラーの設定へ>コントローラーの順番を変える>LとRボタンを同時押しでUFBをUSBコントローラーとして認識。
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やっと使えた! 初期配置だと微妙なのでこの後さらに各ゲームのボタンコンフィグでボタン設定しましょ。

「NEOGEOminiでUFBを使う」(10/03追記)

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まずファームウェアを10/02付けのNEOGEOmini対応のものにアップデートする。NEOGEOminiの電源を入れて「R2」を押しっぱなしにしたままUSB接続をしてUFBを繋ぎ認識させる。PS(Home)ボタンとの組み合わせでボタンの配置変更も可能です。

(1)TYPE A: PS +△ (default)
C、D
A、B
(2)TYPE B: PS +○
A,C
B,D
(3)TYPE C: PS +R1
B、C、D
A
(4)TYPE D: PS +╳
A、B、C
D
(5)TYPE E: PS +○+R2
A、B
C、D

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「UFB」を繋ぐのにUSB TYPE-C>USB3(メス)の接続ケーブルが必要になりますが、NEOGEOminiのUSB TYPE-Cポートは「嫌がらせかよ!」と言いたくなるような形状をしていて非常に狭く繋ぎにくいです。TYPE-Cの形状が大きいものは接続不可、普通の直線型で形状が大きくないXPS付属のUSBケーブルですら奥までまともに入りませんでした。(直線型のものが入っている人もいるのですが入らない人は下記を参照)
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USB TYPE-C変換ケーブルが入らない人はNEOGEOminiの公式パッドがこのような感じのL字型の形状になっているので同じようなL字形でなるべくTYPE-Cのプラスチックの部分の所のサイズが小さい接続ケーブルを買って下さい。以前に出ていたBetaドライバーでminiに対応していたので情報自体は前から知っていて確認する準備をしていたのだが「ケーブルがちゃんと差さらなくて詳しいことを確認できねぇー!」と言っているうちに正式版が出てしまいました。追記:L字型のを買って繋げることができたがコレも写真より大きくてダメなのでカッターでTYPE-Cのプラスチックの部分を削って無理矢理ハメこみました。

「きゃらぺた」を使ってステックを簡易萌え天板化

アニメのキャラなどを使った「萌え天板」を作るのは加工や印刷が面倒なので、何度でも貼ってはがせる布シール「きゃらぺた」を使ってアーケードスティックに貼って手軽にステックを「萌え天板」にしてしまおう!
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「ご注文はうさぎですか?」ごちうさ きゃらぺた[M] 描き下ろし画 リゼを使用しました。

まとめとおまけ

基本的に配線を基板に繋いでドライバーで基板に締めて固定するだけで接続できるので初心者でも基板の交換作業ができると思いますが、「アーケードスティックの構造をある程度知っている」「中身が特殊なボタンやレバーだった場合に配線の加工やハンダ付けの作業ができる」人間じゃないと困る場合があるので注意。今回の場合は「5PINコネクター付ハーネス」を使わなかったり、元のキノコボタンを無理矢理使う場合テスターやハンダ付けが必要になりもっと面倒な作業になっていたハズです。

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HORI「RAP.VサイレントHAYABUSA」のレバーを三和レバーに交換

[次回予定とか]
かなり間が空きました。本来ならこれ以外にもTwitterの再生記事で「WinMRのレビュー」や「Amazon Alexa関連」の内容を間に書くつもりだったのですが、「自作したVR用PCが壊れる」「連休にほとんど休みがない」「風邪を引いてダウン」「ヘッドホン難聴になって視界がぐるぐる回る」などで休んでいるうちに完全に旬が過ぎた内容になってしまいました。「ここは一応ゲーム系サイトなので」という理由で「UNIVERSAL FIGHTING BOARD」の話題だけは復活したのだ。これを書いてないと次の話題が書きにくいってのも理由の一つだけど。

一応次の予定は「ゲーム関連のレビュー」の予定。バーチャルYouTuberな感じのキャラを作って動画を使って紹介する予定だったが思いっきり行き詰まってしまい停滞していたが、下調べした内容を全く公開しないのがもったいないので復活してテキスト中心の普通のでいきます。できれば画像だけでなく軽く動画も一緒に出したいです。